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読み込み中...火災保険の対象となる建物を、その主な用途によって4つに大別したものです。どの種別に分類されるかで、適用される保険料率や契約条件が根本的に変わるため、保険引受の最も基本的な区分となります。
店舗併用住宅の損害調査において、居住部分と店舗部分の面積比を確認し、契約時に設定された物件種別(住宅物件か一般物件か)が妥当であったかを検証する際に、この知識が必須となります。判定を誤ると、保険金の支払額に影響が出る可能性があります。
建物の耐火性能に応じて定められた等級のことです。住宅物件ではM・T・Hの3段階、一般・工場・倉庫物件では1~4級の4段階で評価されます。耐火性能が高いほど(M構造や1級に近いほど)火災リスクが低いと判断され、保険料は安くなります。
新築建物の保険価額評価を行う際、建築確認申請書や設計図書から主要構造部の材質(コンクリート造、鉄骨造、木造など)を読み取り、正しい構造級別を判定します。この判定が、クライアントが支払う保険料を直接左右します。
保険契約において、どこからどこまでを一つの保険対象とするかを画定するための基本単位です。物理的な独立性(基礎、柱、屋根が独立しているか)や、接続の状況によって判断されます。この概念はすべての物件種別に共通して適用されます。
大規模な工場敷地内で火災が発生した際、複数の建屋が渡り廊下で接続されている場合に、どこまでを「一つの建物」として損害範囲を認定するかを判断するために使用します。この判断が損害額の算定範囲を決定づけます。
一つの建物の中に、居住専用の部分と、店舗や事務所といった事業用の部分が共存している建物を指します。居住部分の面積が建物全体の延床面積の50%以上を占める場合、「住宅物件」として扱われます。
自宅兼学習塾の火災調査で、契約が住宅物件として締結されている場合、居住部分と塾部分の面積比を実測し、契約条件が建物の実態と合致しているかを確認します。もし事業部分が50%以上であれば、契約内容の確認が必要になる場合があります。
| 比較軸 | M構造(マンション) | T構造(耐火) | H構造(非耐火) |
|---|---|---|---|
| 対象建物 | 共同住宅 | 一戸建て、共同住宅 | 一戸建て、共同住宅 |
| 主な構造要件 | コンクリート造、鉄骨コンクリート造、耐火建築物 | M構造以外で、主要構造部が準耐火構造、省令準耐火構造など | M構造、T構造のいずれにも該当しないもの |
| 具体例 | 分譲マンション | 鉄骨造の一戸建て | 木造の一戸建て |
| 火災リスク | 低い | 中程度 | 高い |
| 比較軸 | 1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
|---|---|---|---|---|
| 耐火性能 | 最も高い | 高い | 普通 | 低い |
| 該当する建物 | 耐火建築物(コンクリート造、れんが造など) | 準耐火建築物、特定の防火構造を持つ建物 | 木造で一定の防火措置がされた建物 | 1~3級に該当しない建物(一般的な木造など) |
| 保険料率 | 最も安い | 安い | 普通 | 高い |